昇進の打診をされた時、嬉しいですか?嬉しくないですか?私は嬉しくありません。
私は過去、昇進を断ったことがありますが、今も断って良かったと思っています。
管理職になっても手取りは変わらず、仕事だけ多くなってなってコスパが悪いからですね。部下なんて管理したくないし、責任も負いたくないです。
私は断ることが出来ました。しかし、「ほとんどの人は昇進を断れずに大きなストレスや不安を抱える」現実があります。
昇進したはいいものの、ストレスで病む人が大勢います。
というわけで、この記事では、昇進したくない方に向けて、昇進を断るべき理由や断り方、断った場合の影響について解説します。
昇進を断るべき理由
昇進すると世間的にはまぁ歓迎されますよね。人としての評価も上がります。しかし、その裏には相当なデメリットがあります。
世間的な評価も大事ですが、自分が辛くなりすぎては意味がありません。
✔責任の増加
昇進して、課長とか部長とかになりますよね。当然責任も重くなります。部下のやらかしだけでなく、ヘタしたら上層部のやらかしの責任まで取らされる辛い立場です。
さらに、部下や部門全体の成績が悪いと怒られます。部下ガチャに失敗すると大変です。
この重すぎる責任とプレッシャー、ストレス溜まりまくりですよねでコスパ悪いだけ。やっぱヒラ社員のほうが楽です。
✔残業が増える
管理職になると、部下の仕事の進捗管理や報告書の作成など、新たな業務が加わります。
今まで、自分の仕事だけしてればよかったのが、面倒極まりない仕事が激増します。そして、抱えきれない仕事は残業で補うことになります。
しかも残業代は出ません、管理職だからという理由だけで。理不尽ですよね。
職種によっては接待が増えたりもしますね。お酒に弱い人だと大変です。帰宅時間も遅くなり、疲れるだけの毎日です。
✔人間関係の変化
管理職になると、部下にも気を使う必要があります。
Z世代の新卒とか、ちょっと注意したらすぐパワハラだのコンプライアンスだの言いだすので大変です。
さらに、昇進が遅れた同期からの嫉妬とかあって、色々と苦労がありますね。お前に代わってやるよって感じです。
昇進の断り方
昇進を断るにはフンワリとした理由じゃ駄目です。理由が曖昧だと「こいつただ単にめんどくさいだけだろ」って思われます。
「絶対に昇進したくない!」と、きちんと確固たる意志と理由を持って断ることが大事です。
以下に昇進の断り方の具体例を記載します。
✔家庭の事情を理由に断る
現在、家庭の事情により職場での責任をさらに増やすことが難しいと感じています。
そのため、今回は昇進を辞退させていただければと思います。
介護とか家族の病気とか、なんでもいいです。家庭の事情となれば、会社側も深入りはしてこないはずです。
✔現在の業務を続けたいことを伝える
今の役割に大変やりがいを感じており、このポジションでさらに成長したいと思っています。現時点では昇進は考えておりません。
とにかく今の仕事を続けたいことをハッキリと伝えましょう。
✔スキルが不足していると感じて断る
大変光栄なお話をいただきありがとうございます。
しかし、私自身のスキルや経験がまだ不足していると感じております。
もっと成長してから再度考えたいと思っています。
自分の力量を超えた仕事を任されるとものすごくプレッシャーがかかりますよね。しかも自分にあまり得はないです。
自分には荷が重いとハッキリ伝えましょう。
✔ワークライフバランスを理由に断る
現在のワークライフバランスを維持することが私にとって非常に重要です。昇進によってそのバランスが崩れる可能性があるため、今回は辞退させていただきます。
つまり、残業時間が増えて自分の時間が減るのはカンベンな、ってことですね。ハッキリと伝えましょう。
✔プロジェクトへの専念を理由に断る
現在進行中のプロジェクトに全力を尽くしたいと考えています。
昇進は大変光栄ですが、現時点ではその余裕がないため辞退させていただきます。
つまり、今やってる仕事をやり抜きたい気持ちがあって、昇進したらできなくなるから断ります、ってことですね。
もしそんな仕事がなかったとしても、適当にでっち上げればいいだけです。嘘も方便なので、昇進したくなければハッキリと伝えましょう。
✔他の人材に譲る
光栄なお話をいただき感謝しておりますが、私よりも適任な方がいらっしゃると思います。今回はその方にお任せできればと思います。
昇進は他の優秀な人に譲るので自分は辞退しますってことですね。昇進したくない人が昇進したってしょうがないですからね。謙虚を装いつつハッキリとお断りしましょう。
✔体力や健康面を理由に断る
健康面の理由から、現状での責任増加は難しいと感じています。
今回は昇進を見送らせていただければ幸いです。
うつ病 進行性の認知症(アルツハイマー病など)
がん
不安障害
統合失調症
慢性疲労症候群
心臓病(心不全など)
自己免疫疾患(全身性エリテマトーデスなど)
依存症(アルコール依存症など)
ちょっと大げさですが、昇進を断るとなるとこのくらい深刻なのが必要です。ただし、怪しまれるとマズイので、このやり方はあくまでも参考程度にしてください。
昇進を断ることのデメリット
昇進を断ることには、上記のようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。慎重に検討する必要があります。
✔キャリアの停滞
昇進を断ることで、キャリアの成長が停滞する可能性があります。同期や後輩が昇進していく中で、自分だけが取り残されたような感覚を味わうかもしれません。
✔収入の伸び悩み
一般的に、昇進は給与の上昇を伴います。昇進を断ることで、潜在的な収入増加の機会を逃す可能性があります。長期的に見ると、生涯賃金に大きな差が出る可能性があります。
✔社内での評価低下
昇進を断ることで、会社に対する忠誠心や意欲が低いと誤解される可能性があります。これにより、今後の昇進や重要なプロジェクトへの参加機会が減少するかもしれません。
✔影響力の制限
昇進することで得られる権限や影響力を持つことができません。組織の意思決定プロセスに参加する機会が限られ、自分のアイデアや提案を実現する力が弱くなる可能性があります。
✔後悔のリスク
昇進を断った後、「やはり受けるべきだった」と後悔する可能性があります。特に、次の昇進の機会がいつ来るか分からない場合、この決断を長期的に後悔するリスクがあります。
これらのデメリットを考慮した上で、自分のキャリアゴールや価値観に照らし合わせて、昇進を断るかどうかを慎重に判断する必要があります。
最悪は転職も視野にいれるべき
昇進を断ることを検討する過程で、現在の職場環境や自身のキャリアについて深く考えることになります。その結果、転職を視野に入れるべき状況に気づくこともあります。
まとめ
昇進を断るかどうかは、個人のキャリアにおいて非常に重要な決断です。この記事では、昇進に伴う問題点、昇進を断るべき事例、昇進を断ることのデメリット、そして最悪の場合に転職を考えるべき理由について詳しく解説しました。
昇進を断るという決断は、決してキャリアの後退を意味するものではありません。自分らしいキャリアを築くための重要な選択肢の一つとして捉えることが大切です。
ただし、昇進のオファーを断る際は、慎重かつ丁寧に対応することが重要です。会社や上司の好意を無下にせず、自身の決断の理由を明確に説明し、今後も会社に貢献する意欲があることを伝えましょう。
最後に、キャリアは長い旅路です。今回の決断が最終的なものではなく、将来的に状況が変われば昇進を受け入れる可能性もあることを心に留めておきましょう。常に自己啓発を怠らず、変化する環境に適応できる柔軟性を持ち続けることが、長期的なキャリアの成功につながります。
あなたにとって最適な選択ができることを願っています。キャリアの岐路に立ったときこそ、自分自身と向き合い、本当に大切にしたいものは何かを見つめ直す良い機会です。この記事が、あなたの意思決定の一助となれば幸いです。
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